【大名アートアクション】
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青年会議所と地元のかたによる実行委員会が企画運営しているこのプロジェクトは、街のかたとの会場交渉や予算調達、広報など、ふだんはアートの仕事をしていないかたがたが、たいへん熱心に取り組んでいます。
わたしも大名の街に20代から住んでいます。途中、西新方面に一時住みましたが、大名に出戻ってきたのです。この街の、旧い町割や伝統を残しつつも、新しいものを取り入れる気風、街にただよう明るさ爽やかさが好きだったからです。
2005年の地震(福岡県西方沖地震)のあと、大名に落書きが目立つようになりました。
グラフィティアートか落書きか、これは簡単には言えない面があります。1990年代に訪れたベルリンで、わたしも初めてみたグラフィティアートにつよい感銘を受けましたし、釜山でも街の仕組みをいかしたユニークな作品を見てきました。
※写真は釜山

いっぽう、ここ、大名では、落書きを消してまわっているボランティアの人たちも居ます。街の美観、建物の所有者からすると、消したい落書きがあるのも事実。
今回の大名アートアクションは、落書きすなわちダメということではなくて、この街を活かすアート、壁画とはどういうものなんだろう、と街のかたが考えて企画が始まったわけです。
実行委員会の会合に参加して感じるのは、アートについての考え方も、 アーティストへの接し方も、もちろんみなさんバラバラです。でも、たぶんみんな思っているのは、この街から生まれる新しいものを見てみたい、ということでしょう。
だからテーマが「BORN」に決まったのだと思います。
※わたしがアートディレクターとして関わることになったとき、テーマは既に決定していました。
8/4の下見ツアーに参加できなかったけど、応募を考えているひと、迷っておられると思いますが、ぜひ挑戦していただきたいと思います。制作資金や日程に不安を感じているかたもいるかもしれません、そういう現場のことは、相談で解決できることもあると思います。
10月半ばの会期は、福岡市が主催する「まちなかアートギャラリー」とも重なっています。
アーティストと街のひとがいっしょに考えて生み出される、大名ならではの作品がこの秋に、見られるのを楽しみにしています。
コンセプトやテーマうんぬん、と堅苦しく考えるのではなくて、この大名の街に合う、それはぴったり合うということではなくて、未来を指し示す意味も含めて、合う、そんな作品が生まれないかなあと期待しています。
詳細は、公式サイトより。
よろしくお願いします。
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