11日プロジェクト(別記事参照)の第2回目として、玄界島に行って来ました。
福岡に住んで**年、ほんとうに、初めてです。
ベイサイドプレイスから船が出ます。840円です。片道です。
往復割引はありません。7時台、8時台のつぎは11時20分発。
福岡は市営渡船がけっこうあるのです。
この日は「きんいん号」で玄界島へ。本来「きんいん号」は内海の志賀島用だそうです。玄界島は微妙に外海なので、ちょっと波が荒れると船がもたないので欠航してしまうんだとか。
30分程度で着いてしまうのです、思ったよりずっと近い。
待合所は盆の里帰り組も多くて賑わってました。基本的に観光客は居ない島です。
公民館には、古い島の様子、震災からの復興などの写真が飾ってあります。
2005年3月の震災後、住民は島外へ避難し、その後復興し、およそ2年くらいで、県営住宅が完成し、全員帰島したのが3年後です。だいたいの記録はそのあたりまでになっています。
ケアポート「がんぎだん」でお世話になりました。おもに高齢者福祉のためですが、かなり多目的用途を想定して作られた施設。
がんぎだん、という名前は、島固有の言葉で、玄界島にあった階段を指します。家々は島斜面に建っているので、みんな「がんぎだん」を使って生活していましたが、震災でほぼすべてのがんぎだんが無くなってしまったそうです。その階段の名を、施設の名に残したというわけ。
「がんぎだん」で頂戴した、島の名物「くじらメシ」と「具そーめん」。めずらしくて、とても美味しかったです。調理してくださったのは、この施設で働いておられるおかあさんたち。漁師さんのおくさんたちだそうです。
写真は撮りませんでしたが、がんぎだんの待合ルームには年配のかたが数人いて、甲子園のテレビをみながら昼寝していました。昼食をたべている高齢者男性も。島の生活に合わせた高齢者のケアをしているそうです。
すこしのぼるとこんなふうに海がよく見えます。志賀島や能古島のむこうが福岡市。
小鷹神社は島の伝説に由来します
そういう伝説をふくめ、島のみどころを玄界島小中学校の生徒さんがたいへん素晴らしくまとめています。右のパンフレット。
福岡市とは違う歴史、違う言葉と文化がそこから分かります、たった30分の船で来ただけなのに。福岡市の島なのに。
(つづく)
0 件のコメント:
コメントを投稿